この記事は、GMOペパボエンジニア Advent Calendar 2020 - Adventarの 14日目 の記事です。
昨日は、SREの @takumakume さんより 「telepresenceを用いた開発環境における現状の課題」でした。入社前にもtelepresenceの話は聞いておりましたが、実運用を見て、さらには課題を解決するOSSも開発されていて、先輩方の後についていきたい想いでいっぱいです。
はじめに
@kitkatayama ことかたやまです。KITのkatayamaというIDがわかりづらく、今でもたまにきたやまさんと呼ばれます。
昨日の @takumakume さんとと同じくGMOペパボのSREに所属しています。現在の仕事は、ソフトウェアエンジニア(Site Reliability) に記載されている内容に違わず、一般的にイメージされるサーバの運用、サーバサイドの開発です。
また、本記事の内容は、会社によるチェックを受けていない記事となります。文責は、私個人にあります。また、技術的な内容は一切ありません。その点、ご容赦ください。
入社後
さて、私は2020年1月に転職をしたわけですが、1か月もたたない2020年1月27日には、グループ全体で在宅勤務への切り替えが行われ、そのままリモートワークへの制度設計が急速に進められたという状況がありました。そのため、福岡は天神のオフィスへは実質3週間ほどしか勤務しておらず、在宅勤務への切り替え以降、出勤した回数は、月辺り片手で数えられるほどだと記憶しています。
そんなドタバタの中、顔合わせの時間もほぼ無かった私を会社へ溶け込ませるために、積極的にチーム内の成果共有の場などに於いて私にスピーカーを任せていただいたりなどして、ありがたい次第でした。
リモートの仕事環境について
そんなペパボですが、リモートワークを実施するうえで使用されているツールは、世の中のイメージに違わず、流れに Slack + G Suite + GitHub + Notion + etc... です。このあたりについては、テックブログに記載があるのでご参照ください。業務に必要な情報は、ほぼ Slack を用いて連絡を行っている状態です。リモートワーク前と後で、このあたりは、基本、変わっていないと認識しています。
若干の書類作業についても、印鑑の廃止の取り組みに関連して、廃止されつつあります。少なくとも、12月現在において、調達等の一般的な書類が理由でSREのエンジニアがオフィスに向かうということは、認識している限りありません。
リモート環境への適応と課題
つまり、私自身は外に出ることもなく、もくもくと家に居るわけで、物理的/精神的にあまり良い感じではありませんでした。この対策として、社内でも、私が把握できないほど数々の施策、例えば、一定の要件を満たすリフレッシュのための追加の休息時間が用意されるなど、がなされています。
そんな、ペパボという会社全体が、パートナー全員のバリューを出せるように環境整備をされている中で、私自身は、特に下半期は不調がちで、会社のパートナーには多大な迷惑をかけています。
そういった弱った私でも、産業医面談等を日程に合わせて Slack で申し込み、予定を調整して受けるなどができる他、マネージャーや上司は必要に応じて1on1の時間を割いていただいているなど、サポートの体制が充実しているといえます。
現状の焦り
さて、会社の良いところをお伝えしたところで、後は振り返り(ポエム)になります。
私の現状はこんなところで、ふと1年を振り返ると、ほんとにアウトプットが無かった1年だな、と反省していたところでした。
9日目の記事でmochikoさんが記載している通り、ペパボでは「いるだけで成長できる環境」という言葉を掲げられており、ブログの中では以下のような言葉が綴られています。
しかし、それだけでは不十分です。日々の業務から得られた知見を少し立ち止まって振り返り、より一般化して考えてみる、その結果としてアウトプットするということが、エンジニアとしての成長には必要です。そのため、業務ロジックから一般化したライブラリをOSSとして公開すること、社内外の技術イベントで発表することなどを推奨しています。
アウトプットが無い=成長が無い、とまで極端な解釈ではありません。
汎用的なプロダクトの知識も得ました。LiteSpeedなど初めて触りました。SQLも今まで全く本業で触れることはありませんでしたが、少なくとも記述の意図している内容、MySQLの動作の構成等々も、怖がらず触れるようになりました。
本番のサーバにて、影響する人数が広いとわかった上で、調整の上メンテナンスを行うことも、実は初めてというレベルで経験したかもしれません。これは、裁量の大きいことで、今までの仕事では、まずありえないことでした。結果として、多少の不都合は発生しましたが、「やっていき」(ブログの解説はこちら)が具現化したことだと感じます。
業務系の仕組みについても、0に比べてはるかに知識を得ました。このデカいエコシステムが、目立った障害もなく普通に動いていることに感動して、本当によくできたシステムだと思います。
しかし、上記の内容が、この1年で何の知識を得たか、という具体化が明らかに足りていません。
ペパボのパートナーは、常にアウトプットし続け、常に成果を出しています。その皆さんと私を、私自身が比較して、この1年、何どうやって過ごしてきたかという認識が希薄な状態で、自信が出ないのは当然の結果で、不調にもつながっているわけです。
これから
ペパボには何かをするにしても、十分な裁量はあります。知識も、わからないことは(度合にもよりますが)聞けばわかります。ペパボは「いるだけで成長できる環境」であることは間違いなく、それを生かすも殺すも自分次第です。ホスティングという領域や、仕事内容も間違いなく面白いと感じています。
来年は、胸を張ってペパボのSREであることを語れるように、特に、アドベントカレンダーでは技術ネタを語れるように、成果を出していこうと思います。